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とっておきアフタヌーン 

2019-20シーズン Vol.11 

日本フィル&サントリーホール 
 
メッセージ 〜
鳥羽咲音さんの大ホールデビューにあたり 〜

”今回、鳥羽咲音がサントリーホールでのデビューをすることになり、わたしもとてもうれしく、また気持ちの高まりを覚えています。彼女はまだ幼いころからとても素晴らしい感性を持っていて、その様子から将来の成長がとても楽しみな一人でした。時が経つにつれ、めきめきとカをつけて驚くほど成長し、コンクール等でも素晴らしい成績をおさめるようになりました。

彼女の長所は持って生まれた感性と高い集中力にあると思います。音楽にひたすら向かい合い表現する部分は熟練した音楽家を思わせます。今回初めての大きなコンサートでさらなる成長を期待しています。

どうぞ皆様、今まさに芽を出しつつある若い彼女を温かく見守って、また演奏を楽しんでいただきたいと思います。”
 

毛利伯郎
元・読売日本交響楽団ソロ・チェロ奏者、桐朋学園大学教授

”若きチェリスト 鳥羽咲音さんが東京のサントリーホールでデビューすると聞き、大きな関心をもっています。このコンサートは、咲音さんのこれからのキャリアにとって、間違いなく大きな節目になるはずです。咲音さんが、豊かなインスピレーションやたくさんの勇気、そして大いなる成功を得られることを祈っています。
 
彼女の自然に湧き上がる音楽性は、多くの音楽ファンに音楽の索晴らしさを気付かせてくれることと思います。そして素晴らしき東京の聴衆の皆さま、咲音さんという若き日本人チェリストの誕生が大きな喜びとなりますことを祈っています。

トイ・トイ・トイ!”
 
 

ダーヴィド・ゲリンガス
指揮者、チェロ奏者

 
”鳥羽咲音さんはこの2年、日本とキジアーナ音楽院(イタリア、シエナ)で私のマスタークラスに参加しています。鳥羽さんの演奏を聴いた瞬問に、彼女はとても特別な才能に恵まれているのが分かりました。そのとき、彼女はまだ13歳でしたが、既にチェロのためのいくつかの有名な楽曲を弾きこなしていました。

鳥羽さんが今回、日本フィルハーモニー交響楽団のような素晴らしいオーケストラとサントリーホールで演奏する機会に恵まれたと知りとても喜んでいます。また私は、彼女の技術的に成熟した美しい演奏でお客さまが公演を楽しまれることを確信しています。

私はこれからも彼女の技術と音楽性が成長するのをできるだけサポートしていきます。”
 
 

アントニオ・メネセス
チェロ奏者

”本日は、鳥羽咲音さんがサントリーホール大ホールデビューを果たされるとのこと、誠におめでとうございます。

当財団は、音楽やスポーツ等に関する支援事業を通じて、日本の文化・スポーツの普及と発展に寄与することを目的として設立しました。

その一環として、世界に向けて挑戦する若い人たちを応援する「服部真二賞」を設け、今年、第2回の服部真二音楽賞 "Rising Star” を鳥羽咲音さんに授与することに至りました。

鳥羽さんは、いままさに多くを学んでおられます。
生まれ持った資質を輝かせようとしている、大きな可能性を秘めた原石です。
当財団は世界を目指して挑戦し続ける鳥羽さんの活動を高く評価しており、今後の更なる成長と飛躍を期待しています。”
 
 

服部 真二
一般財団法人 服部真二 文化・スポーツ財団 理事長